初めてお会いする方にご自身を紹介するとき、あなたはどのように表現していますか?
「はじめまして、コーチングの講師をしている〇〇です。よろしくお願いします。」
一見すると問題のない自己紹介ですが、相手に印象を残す要素が無いのが気になります。
自己紹介は、相手のベネフィット(利益)を盛り込んだキーワードを内容に盛り込むことで、その後のビジネスに発展しやすくなります。
このページでは、集客につながり稼げるようになるプロフィールの作り方を説明します。コーチ・カウンセラーとして集客にお悩みの方に実践していただきたい自己紹介文の作成方法です。
自分のミッションを整理する
コーチ・カウンセラーとしてのミッション、あなたの使命を文章で表現することが自己紹介を作る前に必要な作業です。
あなたは、誰にどのような利益をどうやって提供する人物なのか明確にするのがミッションです。
自分のミッションはどこかで聞いたことがある内容でなく、あなた自身の経験・考えに基づく生き生きとした内容を心がけましょう。
そのためには、普段から仕事や日常生活の中でどんな課題に注目し、改善したいと感じるのかアンテナを張りめぐらせることが大切です。
大げさな表現でなく、あなたの身の回りで起きた出来事から得られた経験、そこから湧き上がるあなたの感情に注目してください。
自分の想い(テーマと解決したい課題)がぼんやりと見えてきた段階で、ペンと紙を用意して文章に仕上げます。
いきなり書くのは難しいので、次の質問についてあなたの答えを紙に書いてください。
コーチまたはカウンセラーとしてあなたは
- あなたは、なぜ(Why)行動するのか?
- あなたは、どのように(How)行動していくのか?
- あなたは、何を(what)を提供するのか?
いががでしょうか?本質をつく質問なので、戸惑うかもしれません。
これは、WHYから始めよ!―インスパイア型リーダーはここが違うの著者サイモン・シネック氏のゴールデンサークル理論です。
ゴールデンサークル理論
ゴールデンサークル理論はシンプルです。
内側のWhy(なぜ)から始まり、次にHow(どうやって)、そしてWhat(何)を話していけば、あなたの話を聞いた人は共感を示してくれます。
サイモン・シネック氏のゴールデンサークルについてはTEDの動画を見ることで理解が深まります。
サイモン シネック: 優れたリーダーはどうやって行動を促すか
サイモン・シネック氏が見出した優れたリーダーや組織が持つ共通項について、わかりやすく説いたプレゼンテーション
自己紹介例の基本
自己紹介文の基本形をご紹介します。以下の文章のカッコ内の空白を埋めることでシンプルな自己紹介文が出来があります。
カッコ内にあなた自身の言葉で文章を入れてください。参考として例をあげます。
基本形なので、いたってシンプルな例ですね。でもこれだと魅力に欠けます。あなたのミッションを振り返りながらさらに肉付けが必要ですね。
具体的になりました。対象者に関する情報が深掘りされたこと、提供するサービスの内容と成果が加わりました。慌てて自己紹介の内容を考えるより、きちんと整理されいるので印象が変わりますね。
このようにビジネスシーンでの自己紹介とは、誰に何を提供できるのか?をはっきりと伝えることを意味します。
しかし、前述の自己紹介の基本には、あなたは何のために、なぜ(Why)行動するのか?という重要な要素が抜けています。
相手の記憶に残るあなたのミッション・ステートメント
基本形を元に自己紹介文を完成版を考えてみましょう。
少し難しくなりましたね。Whyをきちんと盛り込むことで、あなたらしさが強まり、相手の記憶に残る自己紹介文が出来上がります。
先ほの基本形の例を元に考えてみましょう。
いかがでしょうか?
文章は長くなりましたが、ぐっと心に響く内容になっていませんか?
あなたが何をしたいの人なのか?どんな使命を持っているのか、伝わる文章ですよね。
相手に合わせて自己紹介を変える
あなたと名刺を交換したり、お話をする相手はどんな人なのでしょうか?
- 何に悩んでるのか?
- どんな課題を持っているか?
- 今、どんな気分なのか?
もし、あなたが相手の課題・悩みを解決できるとすれば、どのような表現で自己紹介をするのがベストか?
その答えは、相手のベネフィットに合わせてキーワードを盛り込んだ自己紹介をすることです。
初対面で相手のベネフィットを探るのはとても難しい作業です。まずは、相手から自己紹介をいただき、そこから相手の課題・悩みを丁寧に確認すると良いでしょう。さらに、あなたに親しみを持っていただきたい場合は、相手とあなたとの共通点を自己紹介に盛り込むことで親近感が増します。
自己紹介はどの作れば良いのか解説してきましたが、そもそも自己紹介の目的とな何でしょうか?
稼げるコーチ・カウンセラーとは、相手が抱えるモチベーションの問題やコミュニケーションの課題を正確に把握し、それを解決できる人ですあり、相手に必要とされるコーチ・カウンセラーです。
自己紹介に必要な要素
相手に必要とされるコーチ・カウンセラーになるためには、次の3つの要素が不可欠です。
- 相手の課題・悩みを把握する
- 相手のベネフィットを実現する
- 自分の強みを生かす
つまり、自己紹介をする相手に合わせてあなたが何を相手に提供できるのか?をきちんと表現できることが最も重要です。
ブログやSNS、メールマガジンなどを使った集客テクニックがあるから稼げるのでありません。
コーチ・カウンセラーとしてのあなたのミッションを明確にし、自己紹介を作り直してみてはいかがでしょうか。