セミナーポータルサイトを使っても思うように集客できずお悩みではないでしょうか?
コーチ・カウンセラーの資格を取得し、いよいよ独立開業!そしてセミナーを開催して集客!
ところが集客人数が増えず、セミナーのタイトル文言や内容を何度も変更するが、結局セミナー開催日に参加者は1名のみ。その1名も当日欠席・・・辛いですよね。
実は、失敗するケースのほとんどがセミナーによる集客モデルの不備にあります。
セミナーを使った集客モデルは以下の3つの質問に回答することで基本設計が出来上がります。
- セミナーのビジネスゴールを決める
- セミナー参加者に何を提供したいのか決める
- セミナー終了後、参加者にとってほしいアクションを決める
それぞれ解説していきます。
セミナーのビジネスゴールを決める
セミナーは集客することがゴールではありません。
新入のコーチ・カウンセラーにとって、そもそもセミナーを開く目的は何でしょうか?
- 新人なのでまずは実績を作りたい。
- ご自身のファンを増やし、メルマガやブログに誘導したい。
- コーチングや個別カウンセリングの顧問契約が欲しい。
など様々あります。
ここで重要なのは、セミナー開催の目的があなたと受講者がビジネスの関係を構築すること、この1点に絞り込まれているかどうかです。
セミナー参加者に何を提供したいのか決める
セミナーのゴールとは、受講者とビジネス上の関係を作ることです。でも、いきなりそのような関係を作ることは難しいですよね。
やはり、信頼関係があって初めて成り立つのがビジネスの世界です。
信頼関係を作るためには、セミナー参加者のベネフィットを考え、あなたが何を提供したいのかきちんと整理する必要があります。
セミナー参加者がどんな内容であれば共感を示し、あなたと信頼関係を作ってくれるのか?
この視点をさらに深堀するために、次の質問に回答してください。
- あなたは、セミナー参加者にどんな気分になって欲しいですか?
- あなたは、セミナー参加者にどんな気づきを得て欲しいですか?
- あなたは、セミナー参加者に何を評価して欲しいですか?
参加者のニーズを深く想定することでセミナーコンテンツの品質が決まります。
例えば
- 部下マネジメントに関する不安が解消し、ほっとした気分になって欲しい
- 部下とのコミュニケーションは論理的な要素と感情的な要素の2面をバランスよく使い分ける必要があると気づいて欲しい
- 私のセミナーに参加した人は、部下マネジメントに役立つと評価して欲しい
つまり、このケースの場合、セミナーに参加して欲しい人とは、部下マネジメントで悩みを持っている社会人ですね。
セミナー講師をする人はコミュニケーションで悩みを解決する社会人向けのコーチとなります。
セミナー終了後、参加者にとって欲しいアクションを決める
セミナー終了後、参加者にアンケートをお願いする目的は、セミナー主催者が品質改善に役立てるためだけではありません。
セミナーのゴールに向けて、さらにもう一歩踏み込んだ状態に参加者を誘導することが重要です。
セミナーに参加した方がどのようなアクションを取れば、コーチ・カウンセラーとビジネス上の付き合いが発生し、継続していくでしょうか?
セミナー終了後のアクションは主に次のパターンが存在します。
- メールマガジンの配信許可
- さらに内容の詳しいセミナーへの申し込み
- 個別相談の申し込み
- CDや書籍の購入
- 顧問契約の申し込み
「個別の課題や悩みを可決できるより深い情報を提供する」というのが一般的なアクションです。
セミナー終了後のアクションは、あなたのミッションからブレない内容で且つ参加者のニーズにパチッとはまる内容でなければなりません。
アンケートには必ず、参加者にとって欲しいアクションを明記しましょう。
集客できるセミナーコンテンツの作り方
セミナー集客で失敗する原因は、セミナーによる集客モデルの不備です。
セミナーを成功させるためには、「ビジネスゴール」・「セミナー参加者に提供するもの」・「セミナー終了後の参加者のアクション」を決める必要があります。この3つを決めることで参加したくなる要素が満載のセミナーコンテンツが出来上がります。
集客できるセミナーコンテンツとは、セミナーに参加したい要素がハッキリとダイレクトに訴求されているコンテンツです。では、そもそもどのような人があなたのセミナーに参加するのでしょうか?
セミナー対象者を細かく想定することで、セミナーで伝えたい内容が決まってきます。
セミナー対象者は漠然とした人物像ではなく、性別・年齢・住所・職業・年収・家族構成・仕事上で悩み・プライベートの悩み・趣味や思考性まで特定の人物が目の前にいるかのように詳細なプロフィールを設計します。
これをマーケティング用語でペルソナ設定と呼びます。
ペルソナが価値を感じるセミナーは集客できる
コーチ・カウンセラーとしてあなたが顧客としたい人物(ペルソナ)は、どんな課題や悩みを解決したいと考えているのか、ノートに先ほど説明した項目(性別・年齢・住所・職業・・・など)ごとに書き出してみましょう。
ペルソナの悩みをセミナータイトルに盛り込むことで、注目度の高いセミナータイトルが出来上がります。セミナータイトルを見たペルソナは、次にセミナー詳細ページを閲覧します。
セミナー詳細ページには、セミナー参加者が共感を示すコンテンツを表現します。つまり、セミナー参加者に何を提供したいのかをここで表現します。セミナー申し込みに繋がる表現方法など集客テクニックは多数ありますが、解説は別の機会にします。このページでもっとお伝えしたいこと。それは・・・
セミナーとは、「あなたの市場価値を提供する場所」ということです。
あなたが、誰に何をどのように提供したいのか?コーチ・カウンセラーとしての自覚・ミッションの確立が何より重要です。
コーチ・カウンセラーとしてのミッションが明確であれば、自ずとセミナーコンテンツも磨きがかかってきます。