あなたはすでにコーチやカウンセラーの資格をお持ちでしょうか?

コーチ・カウンセラーの資格を取る方は、独立、または副業で講師をしたい。もしくは、部下の人材育成や指導に役立て、今後のキャリアアップに活かしたい。または、すでに社会保険労務士や、産業カウンセラー、キャリア・コンサルタントなどの資格をもち、さらに付加価値をつけたいなど理由は様々です。

もし、コーチ・カウンセラーとして独立をお考えであれば

  • コーチ・カウンセラーが集客で成功する方法
  • 月収100万円以上 稼げるコーチ・カウンセラーになる方法
  • コーチ・カウンセラーとして独立する方法

などの情報はすでに検索され情報としてお持ちかもしれません。

では、集客や成功ノウハウ、コーチングスキルがあればビジネスとして成功するのでしょうか?

そのスキルを証明する資格を取得すれば、独立や副業、キャリア開発に役立つのでしょうか?

答えはNoです。

コーチ・カウンセラーの資格はあったほうがいいと思いますが、それ以上に私たちが忘れがちなある要素を持っている方が独立し成功します。

このページでは、これからコーチ・カウンセラーとしてどうすれば成功するのか模索している方を対象に、成功する人と失敗する人の違いを解説します。

ビジネスの成否を分ける最大の要素

当スクールでは毎月たくさんのコーチ・カウンセラーの面接を行っています。そして新たな講師が誕生しています。

よく講師採用に関して、

「モチベーション&コミュニケーションスクールではどんな講師を採用していますか?」

と聞かれることがあります。

あなたなら、どのように答えますか?

この質問の本質を理解するために、あえて買い物を例として挙げます。

もし、あなたがスマホを買い替えるとしたら、

「どんな機種・携帯キャリアを採用しますか?」

  • 格安スマホがよい。
  • 通話品質の高い携帯キャリアだ。
  • アップル社のファンなのでiPhone6s!

このように、同じ商品でも人によって価値の感じ方・購買根拠は異なります。

コーチが評価される3つの基準

先ほどは、スマホを例にあげましたが、商品やサービスの価値については、大きく3つの評価軸があります。

  • 安いから価値がある(格安スマホ)
  • 高いから信頼性があり価値がある(通話品質の高い携帯キャリア)
  • 自分のスタイルにあっているから価値がある(iPhoneなど)

消費者は、上記の3つのうちのどれかの価値観をもって商品を選ぶわけですね。

では、コーチとしての価値は、どのような評価軸があるか整理してみましょう。

  • 知識が多いからコーチとして評価される
  • 理屈がわかるからコーチとして評価される
  • 説明が上手からコーチとして評価される

このように知識や理屈、説明などのスキル面が評価軸になりそうです。

しかし、モチベーション&コミュニケーションスクールでは上記の要素では講師を採用しません。

理由は、上記3つの要素だけでは、コーチとして成功しないことを経験上、知っているからです。

あなたは自分の価値を伝えることができるか?

商品の価値は、相手に伝わって初めて成立します。スマホの例だと、なぜiPhoneはあなたの生活にとって欠かせない存在なのか?アップルはその価値を伝えるために、プロモーションで消費者の心を揺さぶります。

だから、アップル製品は、「自分のスタイルにあっているから価値がある」と考えている層に売れるのです。

つまり、サービスや製品が売れるため重要な要素は、次のようにまとめることが出来ます。

伝える力>商品価値>商品スペック

これをコーチのケースで考えると、

感受性>コーチとしての価値>コーチング資格

となります。

これらを、一言でまとめるなら「人間性」ということに尽きるのですが、その中でも一番重視しているのが「感受性」です。

コーチ・カウンセラーが独立で成功するために必要な資質

ここでの感受性とは、

  • 相手の気持ちを感じ取れる。
  • 自分の気持ちも感じ取れる。

と定義します。

この感受性こそが講師が成功するための最大のポイントだと考えています。

モチベーション&コミュニケーションスクールではこれまでたくさんの講師を見てきました。

しかし、

  • 知識は多いけど経験が少ない。
  • 理屈はわかるけど響かない。
  • 説明は上手いけど心揺さぶられない。

コーチングの資格を取ったばかりのときにありがちですが、勉強した内容をそのまま伝えてくる講師が多いです。

まとめ 感受性を育むことの重要性

コーチング資格で成功する人と失敗する人の1つの違い、それは「自分の気持ちを伝え、相手の気持ちを受け取る力」、つまり、感受性があるかどうかです。

コーチング資格や市場から評価される価値だけでは、不十分です。

学校の授業を思い出してください。

知識や情報を文字で淡々と伝えてくる先生の授業は面白くありません。でも彼らは教員免許をもっていますよね。

頭デッカチで心の機微を感じ取れない。自分の感情を表現できない講師は人を感化できません。

数式が解けるよりも、人の心が溶かせる人に。

資格を活かしてコーチとして成功するには、頭よりも心を磨くことをオススメします。これがビジネスの成否を分ける最大の要素となります。

「自分の気持ちを伝え、相手の気持ちを受け取る力」をベースに、あなたを必要としている人に問いかけることができれば、集客の課題も概ね解決されます。

もちろん、集客には様々なテクニックが存在しますが、なによりあなたの感受性が豊かでなければコーチ・カウンセラーとしての成功は難しいでしょう。